宮城のさつまいも

蔵王連峰のふもとで育った熟成紅はるかの焼き芋

蔵王の麓、宮城県川崎町の自然が育んだ
熟成紅はるかをお届けします。

宮城県はさつまいもの産地なのか

「宮城のさつまいも」と聞いて、ピンとくる方はそう多くないかもしれません。

それもそのはず、さつまいもの全国生産量のうち、約8割は鹿児島・茨城・千葉の3県で占められています。残りの2割を、宮崎、徳島、熊本、千葉、福島など全国の産地が分け合っているのが現状です。宮城県はその中でも、ごく小さな存在にすぎません。

さつまいもはもともと温暖な気候を好む作物で、東北地方は栽培の北限に近い地域とされてきました。福島県あたりが伝統的な北限と言われ、宮城・山形・岩手は不向きとされていた時期もあります。

しかし近年、状況が変わってきています。地球温暖化の影響で気温が上昇し、東北でもさつまいも栽培が現実的になってきました。さらに、東北の気候にはむしろ大産地にはない強みがあることもわかってきています。それが、昼夜の寒暖差です。

生産量では到底、上位産地には敵いません。でも、量で勝負しないからこそ、ひとつひとつのさつまいもに手をかけて育てることができる。宮城のさつまいもには、そんな小さな産地ならではの良さがあります。

宮城のさつまいもの旬と収穫時期

宮城のさつまいもは、春に苗を植え、秋に収穫し、冬から春にかけてが食べ頃になります。

時期 工程
5月頃 苗の植え付け
6月〜8月 成長期・畑の管理
9月下旬〜10月 収穫
10月〜12月 熟成(約2ヶ月)
11月〜翌春 食べ頃・出荷シーズン

ここで覚えておきたい大切なポイントがあります。さつまいもは、掘りたてが一番美味しいわけではないということです。

収穫したばかりのさつまいもは、まだデンプン質が多く、甘みも控えめ。それを温度と湿度を管理した貯蔵庫で約2ヶ月寝かせることで、デンプンが少しずつ糖に変わり、驚くほど甘くなります。

そのため、通販でさつまいもを買うのに最適なシーズンは、11月以降から翌春にかけて。冬の寒い時期に届く焼き芋は、寒さで縮こまった体に染みわたるような甘さで、多くのお客様から「冬のごちそう」として愛されています。

なぜ「紅はるか」なのか|
ねっとり系が一番甘く感じる理由

さつまいも 食感・甘さの4象限マップ

蔵王連峰のふもとに広がる宮城県川崎町の畑

紅はるかは「ねっとり × 甘い」に分類される品種です。
焼き芋にすると蜜があふれるような甘さを楽しめます。

私たちがお届けするさつまいもの品種は、紅はるか一本に絞っています。理由はとてもシンプルです。ねっとり系の方が、甘さを強く感じられるからです。

さつまいもには大きく分けて2つのタイプがあります。栗のようにホロホロとした食感の「ほくほく系」と、蜜のようにとろけるような食感の「ねっとり系」です。鳴門金時や紅あずまはほくほく系、紅はるかや安納芋、シルクスイートはねっとり系に分類されます。

では、なぜねっとり系の方が甘く感じるのでしょうか。

理由は主に2つあります。ひとつは水分量の違いです。ねっとり系のさつまいもは水分を多く含み、噛むと甘い汁が口の中に広がります。ほくほく系は水分が少なくホロホロしているため、甘さがすぐに消えてしまいます。

もうひとつは、麦芽糖の含有量です。熟成によってデンプンが麦芽糖に変わると、しっとりとした食感と濃い甘みが生まれます。ねっとり系は麦芽糖を多く含むため、舌に長く甘さが残るのです。

そして紅はるかは、数あるねっとり系の中でも特に糖度が高い品種として知られています。条件が揃えば糖度50度を超えることもあり、砂糖を使ったスイーツに匹敵する、いやそれ以上の甘さを感じることもあります。

「さつまいもって、こんなに甘いの?」と驚かれる方が多いのも、紅はるかならではの体験です。

宮城のさつまいもが甘い理由|
北の産地ならではの寒暖差

「東北のさつまいもは美味しいの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

結論から言えば、北の産地だからこそ甘くなる理由があります。鍵は、昼と夜の温度差にあります。

さつまいもは、昼間の太陽光を受けて光合成を行い、葉でデンプンを作って芋に蓄えます。一方、夜になると呼吸によってそのデンプンを消費します。つまり、昼に蓄えたデンプンを夜にどれだけ残せるかが、最終的な甘さを決める大事な要素になるのです。

夜の気温が高い地域では、呼吸が活発になりデンプンの消費が進んでしまいます。逆に夜が涼しい地域では、呼吸が抑えられデンプンがしっかり残ります。これが寒暖差が甘さを生む仕組みです。

宮城県の内陸部、特に蔵王のふもとに位置する川崎町は、標高が高く盆地という地形のため、夏でも夜は涼しく、昼夜の温度差が10度以上になる日も珍しくありません。さつまいもにとっては、まさに理想的な環境です。

そして収穫されたさつまいもは、約2ヶ月の熟成期間を経てデンプンが麦芽糖へと変わり、ねっとりとした甘さに仕上がります。

実は近年、温暖化の影響でさつまいもの主要産地が少しずつ北上していると言われています。九州では夏の高温で糖度が上がりにくくなる年もあり、東北の冷涼な気候が改めて見直されているのです。宮城のさつまいもは、これからますます注目される産地と言えるかもしれません。

宮城県内の主な
さつまいも産地

宮城県内でさつまいもが育てられている地域は、大きく分けて内陸部と沿岸部があります。
それぞれに異なる気候・土壌の特徴があり、育つさつまいもの個性も少しずつ違います。

蔵王のふもと、川崎町の畑で育つ紅はるか

蔵王のふもと・川崎町|内陸の盆地で育つ紅はるか

宮城県南西部、蔵王連峰のふもとに位置する川崎町。標高は約400mで、盆地特有の昼夜の寒暖差が大きい土地です。蔵王から流れ込む清流と、ミネラル豊富な土壌に恵まれ、近年さつまいも栽培が広がりつつあります。

私たちがお届けしている熟成紅はるかも、この川崎町で農家の佐々木さんが育てたものです。蔵王の自然環境を最大限に活かし、約2ヶ月の熟成を経てねっとり甘い味わいに仕上げています。

宮城県沿岸部、名取市・山元町・亘理町

沿岸部の産地|名取市・山元町・亘理町

宮城県の太平洋沿岸、名取市から亘理郡にかけての地域は、砂地が広がる土地です。さつまいもは塩分を含む砂地でもよく育つ作物で、この地域には適した条件が揃っています。

2011年の東日本大震災で津波被害を受けたこの地域では、塩害に強いさつまいもが復興作物として注目されました。沿岸の畑では、震災後にさつまいも栽培を始めた農家も多く、いまでは宮城を代表する産地のひとつとなっています。

また、名取市は宮城のオリジナルブランド「仙台金時」の発祥地としても知られています。徳島の鳴門金時から派生した品種で、繊維が少なくなめらかな食感が特徴です。

宮城県内で広がるさつまいも栽培

その他の宮城県内の産地

近年、宮城県内ではさつまいも栽培の取り組みが各地に広がっています。大河原町では地域ぐるみで紅はるかの生産が始まり、登米市や石巻市でも新規参入する農家が増えています。

東北でのさつまいも栽培はまだ歴史が浅い分、ひとつひとつの農家が試行錯誤しながら育てている地域も多く、それぞれに違った魅力があります。

川崎町の熟成紅はるかが特別な理由

宮城県内にもさつまいも産地は複数ありますが、私たちが川崎町の紅はるかをおすすめする理由は、3つあります。

昼夜の寒暖差が大きい蔵王山麓の盆地

蔵王山麓・盆地の
寒暖差が育てる甘さ

川崎町は宮城県南西部、蔵王連峰のふもとに広がる盆地です。標高約400m、夏でも夜は涼しく、昼夜の寒暖差が10度以上になる日もあります。

すでに「宮城のさつまいもが甘い理由」のセクションで触れたとおり、この寒暖差こそがさつまいもの糖度を上げる最大の要因です。昼にしっかりデンプンを蓄え、夜の涼しさでそれを残す。川崎町は、まさにさつまいもにとって理想的な環境と言えます。

温度と湿度を管理した貯蔵庫で熟成される紅はるか

約2ヶ月かけてじっくり熟成

さつまいもは収穫してすぐに食べるよりも、一定期間寝かせることで甘みが増します。川崎町の畑で収穫された紅はるかは、専用の貯蔵庫で温度と湿度を管理しながら約2ヶ月かけて熟成されます。

この期間に、芋の中のデンプンが少しずつ麦芽糖へと変わっていきます。麦芽糖は砂糖の主成分であるショ糖よりも優しい甘みで、後味がさっぱりとしているのが特徴です。

熟成を経た紅はるかは、焼くとスプーンですくえるほどに柔らかく、断面からは蜜のような液がにじみ出てくることもあります。

川崎町でさつまいもを育てる農家・佐々木さん

ひとつの農家、
佐々木さんが育てる

私たちは、川崎町の農家・佐々木さんが育てた紅はるかだけを取り扱っています。

複数の農家から仕入れて品揃えを増やすこともできますが、それでは「誰がどんな思いで育てたか」が見えなくなってしまいます。ひとつの農家と向き合い、佐々木さんが手をかけて育てたさつまいもだけを、お客様にお届けする。それが私たちの選択です。

宮城のさつまいもに関する
よくある質問

宮城のさつまいもはどこで買えますか?
宮城県内のスーパーや道の駅、産地直売所のほか、最近ではオンライン通販でも購入できる農家・販売店が増えています。私たちは、川崎町の佐々木さんが育てた熟成紅はるかを、通販でお届けしています。冬から春にかけてが特に美味しい時期です。
紅はるかと安納芋、シルクスイートの違いは?
いずれもねっとり系のさつまいもですが、特徴は少しずつ異なります。紅はるかは糖度が非常に高く、後味すっきりの上品な甘さ。安納芋は水分が多くクリーミーで、独特の濃厚な甘み。シルクスイートはなめらかな舌触りと程よい甘さが特徴です。お好みで選んでみてください。
さつまいもの保存方法を教えてください
さつまいもは寒さに弱いため、冷蔵庫に入れず常温保存が基本です。新聞紙に包んで、風通しの良い冷暗所に置いてください。理想的な温度は13〜15度。10度を下回ると低温障害を起こし、味が落ちてしまいます。逆に20度を超えると芽が出やすくなるため、夏場は早めに食べきるのがおすすめです。
ねっとり系とほくほく系、どちらが好まれていますか?
近年は圧倒的にねっとり系が人気です。焼き芋ブームをきっかけに、蜜のように甘いさつまいもが好まれるようになりました。スイーツ感覚で楽しめるねっとり系は、お子様からご年配の方まで幅広い世代に愛されています。一方、煮物や天ぷらにはほくほく系が向いており、用途で使い分けるのもおすすめです。
さつまいもはダイエット中でも食べて大丈夫ですか?
さつまいもは食物繊維が豊富で、お腹にもやさしい食材です。GI値(血糖値の上がりやすさを示す指標)も白米やパンに比べて低めなので、間食やお菓子の代わりに取り入れる方も増えています。砂糖もバターも使わずに自然な甘さが楽しめるのは、さつまいもならではの魅力です。
焼き芋にする時のおすすめの調理法は?
ご家庭でも本格的な焼き芋を楽しむには、じっくり低温で焼くのがコツです。オーブンを160〜170度に設定し、アルミホイルで包んだ紅はるかを60〜90分ほど焼くと、デンプンが糖に変わる温度帯を長く保てるため、甘みが最大限に引き出されます。電子レンジで手早く加熱したい場合は、500Wで2分→200Wで10分のように、低温でじっくり加熱するのがおすすめです。
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蔵王が育てた、
蜜のごほうびを、
ご自宅へ。

蔵王の麓・宮城県川崎町で育てた熟成紅はるかを、
宮城から全国へお届けします。
今年の収穫分は、なくなり次第販売終了です。
「冬のご褒美」を、ぜひお早めにご予約ください。
ご家庭用にも、贈答用にもおすすめです。

Company

販売会社について

はじめまして。株式会社芦の口開発の小野瀬と申します。
宮城県仙台市太白区芦の口で地域コミュニティ事業としてさつまいもなどを販売する「芦の口小箱(あしばこ)」の運営と、不動産事業を営んでおります。

私たちは、宮城県川崎町の生産農家さんが大切に育てたさつまいもを、全国のお客様にお届けするため、この通販サイトを運営しています。

蔵王のふもとにある自然豊かな町で、ひとりの生産者がじっくり向き合って育てたさつまいも。鹿児島や茨城のような大産地ではないからこそ、ひとつひとつに目が届く。その良さを、もっと多くの方に知っていただきたい。そんな想いで販売のお手伝いをしています。

熟成紅はるかを販売する宮城県の運営会社