さつまいもコラム
さつまいもは新聞紙で包む?常温で長持ちさせる置き方と、何か月もつかの目安
さつまいもを新聞紙で包むのは、寒い時期に冷えから守り、乾燥や芋どうしの傷も防ぐためです。常温で長持ちさせるには、包み方と同じくらい、置く場所の温度と、密閉しないことが大事です。この記事では、新聞紙の包み方と置き方、家の温度でどれくらいもつかを、公的な資料や食品会社の解説と、私たちが家で測った温度の記録からまとめました。
さつまいもを新聞紙で包むのは、何のため?
日本いも類研究会は、家庭での保存について、こう説明しています。
一般家庭での保存であれば、台所の片隅や流しのあたりに段ボールに入れて置いておけば大丈夫ですが、少し寒い地域では新聞紙にくるんで発泡スチロールの容器に入れておくとベターでしょう。(ただし、密閉すると多湿になって腐敗の原因になりますので注意が必要です)
日本いも類研究会「さつまいもの保存方法を教えてください」
つまり、新聞紙は「寒い地域で、冷えから守るためのひと手間」です。暖かいうちは、段ボールに入れておくだけでも大丈夫とされています。
新聞紙には、冷えを防ぐほかにも役目があります。キッコーマンは、新聞紙で包むのは「適度な通気性があって乾燥しにくい」からだと説明しています。カルビーかいつかスイートポテトも、新聞紙で包むと芋どうしがぶつからず、傷がつくのを防げるとしています。
農文協の『現代農業』には、福島県で何年も続けられている冬越しの方法として、新聞紙で包んだ芋を、断熱材がわりの古着やタオルと一緒に紙袋に入れ、居間に置くやり方が紹介されています。同じ記事では、ポリ袋や衣装ケース、発泡スチロールは「通気性が悪く、イモから出てくる水分が結露して腐る原因となりやすい」とされています。
発泡スチロールを使うかどうかは、2つの資料で分かれます。ただ、どちらも「閉じ込めない」ことは共通しています。新聞紙で包んで、ふたや口は閉め切らない。ここだけは押さえておきたいところです。
新聞紙での包み方と置き方
- 洗わない。土がついたまま包みます。洗うのは食べる直前です(さつまいもは洗う?洗わない?の記事)。
- 1本ずつ、新聞紙で包む。寒い時期や寒い地域ほど、このひと手間が効きます。
- 段ボールや紙袋に入れる。ぎゅうぎゅうに詰めすぎないようにします。
- 包んだ芋は、重ねずに並べる。積み重ねると、腐ったり乾燥しすぎたりするおそれがあります(道の駅くりもと 紅小町の郷、味の農園)。
- ふたや口は閉め切らない。密閉すると湿気がこもり、腐る原因になります。現代農業の記事のやり方でも、上は軽く紙か布で覆うだけです。
- 家の中で、13〜15℃に近い場所に置く。冷蔵庫には入れません(さつまいもの保存方法の記事)。
- 新聞紙が湿ってきたら、取り替える。時々見て、湿っていたら新しい新聞紙で包み直します(JREメディア)。

「常温」って、何℃のこと?
さつまいもの常温保存は、「冷蔵庫に入れない」という意味で使われることが多い言葉です。でも、さつまいもに向く温度ははっきりしています。日本いも類研究会は「さつまいもの貯蔵適温は13~15℃、湿度が80~90%とされています」と説明しています。
| 温度 | 起きること | 出典 |
|---|---|---|
| 10℃以下 | 内部が褐変し、腐敗する低温障害が起きる | 香川県 |
| 13〜15℃ | 貯蔵に向く温度 | 日本いも類研究会 |
| 18℃ | 1か月以上置くと、芽が出始める | 千葉県 |
私たちも、家の中で温度を測ってみました。9月19日、エアコンをつけた部屋に置いた段ボールの中は23.4℃・湿度76%。家の中でいちばん涼しい床下収納でも、9月19〜21日が21℃、9月29日が20℃、10月6日が19℃でした。秋のはじめの「常温」は、さつまいもにとってはまだ暖かすぎます。

反対に、冬は家の中でも冷えすぎることがあります。現代農業の記事で置き場所が居間なのは、ストーブやこたつのある居間が、冬でも13〜15℃ほどになるからだそうです。季節によって、家の中のいちばんよい場所は変わります。
常温で、どれくらいもつ?
何か月もつかは、置く場所の温度で大きく変わります。
- 暖かい時期(18℃以上):千葉県の試験では、18℃で1か月以上置くと芽が出始めました。私たちが23℃前後の部屋に置いた紅はるかは、掘って24日目に芽が出ました。秋のはじめは、1か月を目安に食べきるのが安心です。
- 13〜15℃に置けるとき:産地では、貯蔵庫で温度と湿度を保って長く貯蔵しています。千葉県の指針によると、紅はるかは「普通掘り栽培で一定期間貯蔵して、翌年8月頃まで市場出荷されている」品種です。ただし、これは専用の貯蔵庫での話で、家で同じように何か月も置けるとは限りません。

芽が出てしまったときの扱いは、さつまいもの芽が出たら食べられる?の記事にまとめています。
長く置くために、週に1回見るところ
- 芽が出ていないか
- 押して、やわらかいところがないか
- 両端が乾いて、しなびていないか
千葉県の指針には、貯蔵中に起きる傷みとして「低温害(変色、腐敗)」や「乾燥害(両端の乾腐)」の写真が載っています。傷みが出た芋は、ほかの芋と分けて早めに食べるか、傷んだ部分を見て判断します。見分け方はさつまいもの保存方法の記事に書きました。
先に食べる芋を決めておくのもひとつの方法です。現代農業の記事では、芋の先端や細い部分ほど弱くて腐りやすいとして、細い芋から先に食べ、中太りで皮の厚い芋を長く置くやり方が紹介されています。
寝かせ終わった紅はるかを、食べごろでお届けします。届いたら、この記事の置き方で保存してください。
いま、お届けしています
約2か月寝かせた紅はるかを、11月から順にお届けしています

訳あり品(ご家庭用)
容量で選べる
2kg・5kg・10kg
ご注文・お届けは1月ごろまでの予定
(なくなり次第終了)

正規品
サイズで選べる
5kg(M・L・2L)
ご注文・お届けは11月末までの予定
(なくなり次第終了)
※L・2Lは「洗い」と「土つき」から選べます
(Mは土つきのみ)
置いている間に、甘くなる
13〜15℃くらいで置いておくと、さつまいもは中のでん粉が糖に変わって、だんだん甘くなります。何日くらいで甘くなるかは、私たちが掘った日から焼いて確かめた記録とあわせて、さつまいもの追熟の記事にまとめています。
佐々木さんの紅はるかは、寝かせてからお届けします
宮城県川崎町、蔵王のふもとの佐々木さんの畑の紅はるかは、掘ったあと約2か月寝かせて甘くしてから、11月からお届けしています。いまもご注文を受け付けています。届いたあとは、この記事の置き方を参考にしてください。
よくあるご質問
新聞紙で包まないとだめですか?
暖かいうちは、段ボールに入れておくだけでも大丈夫とされています(日本いも類研究会)。新聞紙は、寒い時期や寒い地域で冷えから守るためのひと手間です。乾燥を防いだり、芋どうしがぶつかって傷がつくのを防いだりする役目もあるので、長く置くなら包んでおくと安心です。
発泡スチロールに入れてもいいですか?
寒い地域では新聞紙にくるんで発泡スチロールの容器に、という説明があります(日本いも類研究会)。一方で、通気が悪く結露して腐りやすいので紙袋がよい、という農家の方の方法もあります(現代農業)。どちらの場合も、ふたは閉め切らないようにします。
ビニール袋に入れたままでもいいですか?
口を閉じたビニール袋は、湿気がこもって腐る原因になります。袋から出して、新聞紙で包んで段ボールや紙袋に移すのがおすすめです。
冷蔵庫の野菜室なら大丈夫ですか?
野菜室も、さつまいもには寒すぎます。10℃以下で低温障害が起きるためです(香川県)。くわしくはさつまいもの保存方法の記事をご覧ください。
参考にした資料
- 日本いも類研究会「さつまいもの保存方法を教えてください」
- 現代農業WEB「サツマイモ越冬保存術 車内でお手軽キュアリング、紙袋で簡単保存」(2022年12月号)
- 千葉県「サツマイモ栽培技術指針」(令和5年3月)
- 香川県「流通技術情報 青果物の鮮度保持システム(第8回)」(香川県ホームページ)
- キッコーマン ホームクッキング「さつまいもの保存方法!常温・冷蔵・冷凍別の保存期間、カット後も長持ちさせるコツも紹介」
- カルビーかいつかスイートポテト「サツマイモをおいしく楽しむための保存方法について」
- 道の駅くりもと 紅小町の郷「さつまいもの保存方法はこれ!長持ちのポイントも解説」
- 味の農園「さつまいもの上手な保存方法」
- JREメディア(JR東日本)「さつまいもの保存方法に悩んでいませんか?美味しさキープ!保存方法のコツを解説」
まとめ
- 新聞紙は、冷えと乾燥から守り、芋どうしの傷を防ぐひと手間。暖かいうちは段ボールだけでも大丈夫
- 洗わずに1本ずつ包み、重ねずに段ボールや紙袋へ。ふたや口は閉め切らない
- 向く温度は13〜15℃。秋のはじめの家の中は、床下でも19〜21℃あった
- 18℃以上の場所では、1か月ほどで芽が出ることがある。秋のはじめは1か月を目安に食べきる
- 週に1回、芽・やわらかさ・両端のしなびを見る
寝かせ終わった紅はるかを、食べごろでお届けします。届いたら、この記事の置き方で保存してください。
いま、お届けしています
約2か月寝かせた紅はるかを、11月から順にお届けしています

訳あり品(ご家庭用)
容量で選べる
2kg・5kg・10kg
ご注文・お届けは1月ごろまでの予定
(なくなり次第終了)

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5kg(M・L・2L)
ご注文・お届けは11月末までの予定
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※L・2Lは「洗い」と「土つき」から選べます
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蔵王が育てた、
蜜のごほうびを、
ご自宅へ。
蔵王の麓・宮城県川崎町で育てた熟成紅はるかを、
宮城から全国へお届けします。
今年の収穫分は、なくなり次第販売終了です。
「冬のご褒美」を、ぜひお早めにご予約ください。
ご家庭用にも、贈答用にもおすすめです。
Company
販売会社について
はじめまして。株式会社芦の口開発の小野瀬と申します。
宮城県仙台市太白区芦の口で地域コミュニティ事業としてさつまいもなどを販売する「芦の口小箱(あしばこ)」の運営と、不動産事業を営んでおります。
私たちは、宮城県川崎町の生産農家さんが大切に育てたさつまいもを、全国のお客様にお届けするため、この通販サイトを運営しています。
蔵王のふもとにある自然豊かな町で、ひとりの生産者がじっくり向き合って育てたさつまいも。鹿児島や茨城のような大産地ではないからこそ、ひとつひとつに目が届く。その良さを、もっと多くの方に知っていただきたい。そんな想いで販売のお手伝いをしています。
